ご挨拶
まなべ整膚療院 副院長真鍋眞弓です。
整体、整膚と出会ってから二十数年の月日が経ちました。その間に4人の子どもの出産、子育てをしながら仕事を続けて来ました。仕事と子育てを通じ、本当に多くの方々と知り合い、多くの事を学ばせていただくことが出来ました。
こんな私が結婚当初数年は、不妊に悩んでいたというとみなさん本当にびっくりされます。不妊に悩んでいた人がなんで四人も子どもを!!そうですよね。私だって一人授かればそれで十分とその頃は思っていたのですから。
結婚して少し経ったころ、夫が腰痛で動けなくなった時に整体と出会いました。それ以前にかかっていた整形外科や接骨院などでは、どうにもならなくて困っていたところ整体の先生に出会うことで見る見る回復していきました。
夫の腰痛の施術に通い始めた時に、整体の先生がついでだからと、私の体も触ってくれました。それはついでではなく、私も整体が必要と思って声をかけてくださったのでしょう。「あなたの方が体が悪いよ。子どもがほしいなら、この体を整えてからでないと元気な子は望めないよ。少なくとも今は妊娠するべきではない。今妊娠しても、すぐに流産するか、生まれても病弱な子だよ」・・・この先生は何を言っているのかと思いました。そんなことはある訳ないじゃない。私は今まで病気ひとつしたことがないのに・・
夫とは十八歳も年が離れていたので、一日も早く子どもがほしいと思っていたのに、なかなかできないなぁと思っていた矢先の事でした。先生のその言葉を否定しつつも、私も整体に通うことにしました。行く度に先生が、私の体がとても冷えていると話してくれました。最初はその言葉を素直に受け入れることが出来ずにいましたが、体がほぐれると一緒に先生の言葉を受け入れられるようになっていきました。
「赤ちゃんにはね、居心地のいいあったかいベッドが必要なんだよ。居心地が悪かったらすぐに流れて行ってしまうんだよ。あったかいベッドは血液が十分運ばれてくる子宮。お母さんになりたいのならあったかいベッドを用意してあげないと」
この言葉は私の心に響きました。なんて私の手は足は、冷たいんだろう!お腹も冷たい・・初めて自分の身勝手さに気が付いた瞬間でした。こんな体じゃあ、赤ちゃんが来てくれるわけがない。
その後、整体を勉強するチャンスも与えられ、勉強しながら自分との体にも向き合い4年ほど経った時に長男を授かりました。そしていつの間にか四人の子どもの母となりました。整体の先生の「整体で整った体から生まれた子どもは丈夫」という言葉のとおり、四人とも怪我一つしない丈夫な体で育ってくれました。
私たちの体は常に常に良くなろう、良くなろうと働いています。その信号を見逃さないことが大切。わたしも整体に出会わずに、冷えたからだのままいたら、もしかしたら重い病気にかかったかもしれないかもしれません。整体と出会い自分の体を見直すことで、健康と子どもがいる家庭を授かることが出来ました。
このことが私がこの仕事を続けてきた原点となっています。そして今後も一人でも多くの方、特に女性の健康な体作りのお手伝いをさせていただきたいと思っています。
もうひとつの転機
上から3人の子どもたちが小学校に通っている時、校内を親子で清掃するというPTA行事がありました。9月のまだ暑さの厳しい時期でした。教室やトイレなどみんなで清掃し終わり、参加者が解散した後、役員だった私は忘れ物などないかと各教室を回っていました。ひとつひとつ回って行くと、二階の奥の方の教室で長女と同級生のお母さんが一人座っていました。終了のアナウンスをしてからもう大分時間が経っていました。彼女は子どもたちが幼稚園のころからの知り合いで、その頃彼女は乳がんの手術をしていました。それから3年ほど経ったこの頃は、杖をついて歩いていましたから、転移が起きていることは明らかでした。この時も傍らに杖がありました。どのくらいこの場所に座っていたんだろうと思いながら「大丈夫?」と私が声をかけると、「少し休んでから帰るわ」と、優しい笑顔で答えてくれました。程なく彼女は亡くなりました。
どんな思いであの残暑厳しい日に、杖をつきながら二階に上がり掃除をし、そして子供たちが通った教室に座っていたんだろ・・・
私も母という立場から、子どもを残して逝く母の気持ち、残される子の気持ち、これは想像に堪えません。私に出来ることをやっていかなくてはと、強く思った出来事でした。それから、私は強く強く病気の予防を考えるようになりました。
私も通ってきた道ですが、主婦はとかく自分のことは後回しにしてしまいがちです。腰が痛くても、肩が痛くても我慢して、食べ物も子どもたちが喜んで食べてくれれば、自分のは無くてもいい・・
私は経験上、皮膚を見れば、その方がどんなに疲れているか分かります。疲れた女性には「ちゃんと寝てる?」「野菜食べてる?」「卵食べてる?」「果物食べてる?」と聞きます。「お母さんが病気になったら子どもたちは可哀そうよ。しっかり食べて、しっかり休んで元気でいないとね!!」
頑張ることは大事だけど、健康はそれ以上に大事です。
早期発見は大切ですが、病気にならないことが一番です。病気にならない体を作っていくこと、それは難しいことではありません。
まなべ整膚療院では、病気の予防を意識したセルフ整膚、まなべ息身体操をみなさんにお伝えしています。二十数年の経験から生まれた自分でできる健康法です。一日五分でいいから体が喜ぶことをしてくださいね!!
みなさまの笑顔が、私たちの喜びです。