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渋谷 コクーンシアターで、
コクーン歌舞伎『切られの与三』を見て来ました。
初めての歌舞伎観劇でした。
コクーン歌舞伎は、十八世中村勘三郎丈が24年前に始めた古典歌舞伎を新作に再構築して見せるという新しい歌舞伎です。
今回は古典の名作『与話情浮名横櫛』が新作『切られの与三』として生まれ変わっていました。
邦楽の代わりにジャズが流れ、役者が疾走する躍動感あふれ、歌舞伎初心者の私にもとっても楽しめる舞台でした。
いつもは女方の中村七之助さんが今回は立役、そのなんと美しい与三郎には惚れ惚れとし、一気にかハートを鷲掴みって感じです💓
あの有名な科白
『え、御新造(ごしんぞ)さんぇ、おかみさんぇ、お富さんぇ、
いやさ、これ、お富、久しぶりだなぁ。』
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この場面は、ほんとステキでした‼
今回は普段は上演されないその後の与三郎とお富がどうなったのかも描かれたということで、
お富というひとりの女に翻弄されなが罪を重ねていく与三郎。
その時その時男を変えながらしたたかに生きて行くお富。
どうにもならない人の情と業を見せつけられた感じでした。
そんなしたたかなお富を演じた四代目中村梅枝さんがステキ💓
これからの活躍が楽しみです。
今回初めて知ったのですが、
昔春日八郎が歌っていた『お富さん』て、このお富さんだったんですね。
これを読んだ方で、春日八郎をご存知の方は少ないと思いますが。
今回は歌舞伎が短かに感じられて、また見に行きたいなと強く思いました。
そのためにも、お仕事頑張ります😊