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こんにちは。
午前中は雨だったのですが、
この時間は日が差してきましたよ(^^)
昨夜は地元のイオンホールで
講演会が開催されるとのことで行って来ました。
国立がん研究センターの高橋都先生の
がんと暮らす
もしあなたが、家族が、職場の仲間ががんになったら
というテーマ
今は、がんになった体だけを考えるのではなく
その方のその後の生活まで考える時代
30年位前の、病気のことだけを考える時代とは大きく変わっているとのこと。
ですから、以前のように
本人に病気のことを隠すことはほとんどなく
告知して積極的に治療に取り組んでいくことが必要。
なにしろ
今は、生涯で2人に1人ががんにかかるとのこと。
これは、本当に身近な問題なのです。
先生が所属する、がんサイバーシップ支援部は
生きていくために必要なことを考える部署だそうです。
がんと共に生きる人生の始まりです。
この考え方の始まりは、
もう30年位前のアメリカの医師ががんにかかり
その時の体験を綴った論文だそうです。
生存率の向上を目指すばかりで治療が引き起こす諸問題を
顧みないのは、先進技術を使って溺れる人を水から引き揚げたあと、
せき込んで水を吐くその人をそのまま放置しているようなものだ。
治療も大切だけど
その後に起こる生活全てにかかわる諸問題を少しでも軽減し
より良く生きられる社会をつくろうという考え方が
がんサイバーシップとのこと。
がん情報サービスには沢山の情報が載っているそうです。
情報を積極的に取りに行くことはとても大切なこと。
http://ganjoho.jp/public/index.html
高橋先生の印象に残った言葉は、
分からないことは、医療者にどんどん質問しましょう。
この治療をしたらどのようなことが起こるとか、
「私はこのがんの治療に積極的にと取り組みたい、だから教えて」
こんな積極的な姿勢も大切だそうです。
とにかく二人に一人がかかる時代ですから、
前向きに対応することが大切ですね。