こんにちは、日野市のまなべ整膚療院の副院長まゆみです。
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歴史教科書に載っていた貝原益軒が書いた「養生訓」(1712年)ご存じの方も多いと思います。
儒学者でもあり医者でもある貝原益軒は、健康で長生きするための指南書を書き、この養生訓は当時のベストセラーとなり大いに庶民からも注目されました。
それは、ただ健康のためには、「こうしたらいい、ああしたらいい」というだけではなく、「人としてどう生きるべきか、どうあるべきか」が書かれていることが、人気の秘密だったようです。
現代にも大いに通じますので、少し抜粋をご紹介します。
今年の暑い夏を乗り切るための参考にもなると思います。(健康長寿ネットを参考にしました)
養生の道
- 怒りや心配事を減らして心を穏やかに保つ
- 元気であることが生きる活力になるのでいつも元気でいる
- 食事は食べ過ぎず、毎日、自分に合った適度な運動をするのがよい
- 生活の中で自分の決まり事をつくり、よくないことは避ける
- 病気になってから治療するのではなく、病気にならない努力をする
- 何事もほどほどにし、調和のとれた生活を送る
- お金がある、ないに関係なく、自分なりの楽しみを持って生活する
- 養生のための生活を習慣化することが大切
- 呼吸はゆっくり行い、たまに大きく息を吸い込む
- 夜更かしはしない、だらだらと寝すぎない
- 身のまわりを清潔に保つ
食生活
- 食事は温かいうちに食べる
- 胃腸が悪い時は水を多めにして炊くなど、体調に合わせてご飯を炊く
- 食事は薄味にし、濃い味のものや脂っこいものは食べ過ぎない
- 冷たいもの、生もの、堅いものは避ける
- いろいろな味のものをバランスよく食べる
- 食べ物への感謝の気持ちを忘れずに食事する
- 夕食は朝食よりも少なめにする
- 食欲を抑える、食欲に勝てる精神力を持つことが大切
- 前にとった食事が消化してから次の食事をとる
- 大きな魚や鳥や魚の皮など消化しにくいものは避ける
- 食後はじっと座るのではなく、自分に合った軽い運動を行う
- 酒は少しにして呑みすぎない
- 塩分の少ない食事をとる
- 煙草は毒であり、習慣化すればやめにくくなる 健康長寿ネットより
今年の暑い夏は長そうです。
どうぞご自愛ください。
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