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前回は、
「知り合いに『背中が丸いよ』と言われて、そんなに丸いのかとショックだった」
というお話から、姿勢について考えてみました。
姿勢を整えようと思うと、つい
「背筋を伸ばそう!」
「胸を張ろう!」
と思ってしまいますよね。
でも、姿勢は背中だけを意識すればいいわけではありません。
今回注目したいのが、肋骨(ろっこつ)です。
肋骨は、呼吸をするたびに広がったり戻ったりしています。
ところが、背中が丸くなった姿勢が続くと、胸まわりや体側が縮こまり、肋骨の動きも小さくなりがちです。
そこで今回は、肋骨まわりを気持ちよく動かすストレッチを2つご紹介します。
① 体側を伸ばして、肋骨を広げる

まず、椅子に座っても立って行ってもOKです。
- 両手を上に伸ばします。
- 右手で左手首を持ち、身体をゆっくり右側へ倒します。
- 左の脇から肋骨にかけて、気持ちよく伸びるところで止めます。
- そのままゆっくり呼吸します。
- 息を吸ったときに、伸ばしている側の肋骨が広がるイメージで。
- ゆっくり戻して、反対側も行います。
脇腹を長く伸ばすようなイメージで、呼吸を止めずに行いましょう。
「肋骨が広がっていく感じ」を探してみてください。
② 胸椎をひねって、背中と肋骨を動かす

次は、胸の背骨「胸椎」を動かします。
- 椅子に座り、足を床につけます。
- 両手を胸の前で組みます。
- 骨盤はなるべく正面に向けたまま、上半身をゆっくり右へひねります。
- 無理のないところまでひねったら、ゆっくり戻します。
- 今度は左へ。
- 呼吸を止めず、左右それぞれ数回行います。
ここで大切なのは、腰を無理にひねらないこと。
「腰を回す」というより、
「胸のあたりから、背中をひねる」
という意識で行います。
ひねるときに息を吐き、戻りながら息を吸うと、動きもゆったりしやすくなります。
左右で動きやすさが違う方は、無理に同じところまでひねらなくても大丈夫。
「右はここまで動く」
「左はちょっと動きにくい」
そんな違いに気づくことも、自分の身体を知る大切な一歩です。
そして、もうひとつ。セルフ整膚
ストレッチで動かした後は、肋骨まわりの皮膚にもやさしく触れてみましょう。

肋骨の上の皮膚を、痛くない強さでやさしくつまみ、少し持ち上げるようにして動かします。
強く揉んだり、ゴリゴリ押したりする必要はありません。
「皮膚をやさしく動かしてあげる」
そんな感覚で十分です。
ストレッチで「動かす」。
セルフ整膚で「触れる」。
そして最後に、もう一度ゆっくり呼吸してみる。
最初よりも、
「息が入りやすいかな?」
「胸まわりが少し楽かな?」
と、自分の身体の変化を感じてみましょう。
感じることって、実は簡単ではありません。
だから、最初から「感じてください」と言われても難しい。
まず身体を動かしてみる。
触れてみる。
そして、前と後の違いを比べてみる。
そうすることで、少しずつ自分の身体がわかってきます。
姿勢を整えることは、無理に胸を張ることではありません。
肋骨がスムーズに動く。
呼吸がしやすい。
身体がラクに動く。
そんな身体を目指していきましょう😊
次回は、「背中」に注目します。
背中を気持ちよく動かすストレッチと、セルフ整膚をご紹介します。

