こんにちは、日野市のまなべ整膚療院の副院長まゆみです。
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あの未曾有の東日本大震災が起きた

7年前の3月11日は長男の高校の卒業式の日でした。

家に帰って着替え終わったところでした。

後から思うと、家に帰ったところで良かったと思いました。

 

それから、被災地にはボランティアで何度か伺う機会をいただきました。

最近では昨年の11/30~12/1に、南相馬の仮設住宅に伺いマッサージボランティアと、地域のみなさんと温泉に行ってきました。

その時のことを、書き綴ったものがありますので、

ここにご紹介したいと思います。

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11月30日から一泊で南相馬にボランティアに参加させていただきました。

私にとっては4回目で、まとめ役の江嶋さんにとってはなんと12回目とのことでした。
昨年同様小池長沼仮設住宅と寺内塚合第二仮設住宅に30日は仮設集会所でマッサージ、翌日は貸し切りバスで福島市の温泉施設に皆さんで行く企画で訪問させていただきました。
一年ぶりのということで、仮設住宅に住んでいらっしゃるのは当時の一、二割の方だともうかがっていたのでマッサージには来て下さる方がいらっしゃるのだろうかという不安も持ちながらの往路でした。

 

道すがら垣間見る双葉、大熊、広野あたりは、震災当時のまま入ることができないように柵がされ建物もそのままのような感じが結構長く続いていました。
震災から6年半が経ち、私たちの生活の中ではあの震災がほとんど思い出されなくなり、復興はもう終わっているのかなとの思いもよぎりますが、現実の風景は違いました。
汚染土が入った除染袋がうず高く積まれ、その中で作業をしている方も大勢見かけました。この辺りはこれからどうなっていくのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

12時過ぎに到着し、マッサージスタッフは小池長沼仮設住宅と寺内塚合第二住宅の集会所の二手に分かれました。
前回もお世話になった自治会長さんが変わらぬ笑顔で迎えてくださったのにほっとするのもつかの間、次々とマッサージを希望する方々が訪れてくださいました。
多くはこの仮設住宅を出て行かれた方々でしたが、自治会長さんのお骨折りで、仮設を出た方々にもチラシを配っていただき、大勢の方に足を運んでいただきました。

 

マッサージもさることながら、久しぶりの再会に話の花が咲く皆さんの様子を見ていると、少しお役にたてたのかなと嬉しい気持ちにもなりました。
でも皆さんの明るい声とは裏腹に、
「引っ越し先では2、3日誰とも話すことがないの」
「戻っても店も何にもない」
「子どもたちが戻ってくるのは15年先だから生きてられるかな~」
などの会話が聞こえてきました。
新しい生活のスタートは、もう元には戻れぬ証でもあるのですね。

 

また、編み物教室の方々が一年かけて毛糸で編んだマフラー、帽子、手袋などをお土産として山ほどお持ちしました。
色とりどりのマフラーや帽子をあれやこれやと言いながら選ぶ様子は何ともかわいらしく、この冬に間に合うようにお届けできて良かったと思いました。

 

20名ほどの方々にマッサージをさせて頂き、明日の温泉ツアーの確認をし集会所を後にしました。
宿はいつものかざ車さんです。こちらも親戚の家に帰ったかのように温かく迎えてくださいます。
以前はレストランを経営されていた奥様と釣りがご趣味のご主人がもてなしてくださるお料理はいつもいつも美味しく、この旅の楽しみの一つです。福島県は海のもの山のもの豊かな素晴らしい土地柄なのだと改めて思います。

 

 

さて、二日目は参加者スタッフ合わせて約40名で福島市にある「花ももの湯」に向かいました。
みなさんに「楽しみにしていたんだよ」と声を掛けていただきとても嬉しく思いました。
花ももの湯ではゆっくりとお食事とお風呂を楽しみました。
そしてみなさんの何よりの楽しみは、苦しい時辛い時を共に過ごした隣人との語らいの時間でした。
「バスに乗っている時間が長くて大変じゃないですか」
と声をかけると
「こうやってしゃべっているから、なんも苦にならない。これがいいんだよ。」
と。このバスツアーがみなさんの再会の機会となり喜んでいただけたことは何よりだと思いました。
スジャータプロジェクトのボランティアが善意の押し売りではなく必要なものを提供することができたのは、このボランティアが継続してきたからだと思います。
みなさんとの心の距離も回を追うごとに縮まって信頼関係も深まった、またお会いしたいと心から思います。また来年もお会いすることを約束してお別れしました。

 

南相馬までの運転とサポートして下さった渡辺和尚さん、マッサージ担当の有美子さんと和余さん、準備から現地との連絡一切を取りまとめてくださった得利子さん、そして寒い冬に備えてあったかい帽子やマフラーなどをプレゼントしてくださった編み物教室のみなさん、そしてなによりこのボランティアを支えてくださっているスジャータプロジェクトを応援してくださっている方々、みんなの心が南相馬と繋がっています。
みなさんきっと「お互いさま」という想いだと思います。人それぞれいい時も悪い時もあります。それをお互いさまで助け合って生きていきましょう。

一泊二日で私の気持ちもリセットされたような、また頑張れるような気持ちで帰路につきました。ありがとうございました。

 

2017年12月

真鍋  眞弓

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あの日から7年、南相馬にボランティアに行って。” に対して1件のコメントがあります。

  1. 江嶋得利子 より:

    眞弓さん
    いつも共に参加してくださり、本当にありがとうございます。
    文中にも書いて頂いたように、復興はまだ完了していません。
    たまにしか行けない私たちには、被災地の皆さんが当時どれほどご苦労されたか、今もどれほどご苦労されているか、どれくらい理解して差し上げているだろうか…と思います。
    それでも、ほんの少しでも癒して差し上げ、何かお力になれることがあればと、これからもできる支援を続けて行きたいと思います。
    そして、これを読んだ皆様が、被災地や被災者の方々に思いを馳せ、被災地に行かなくてもできる支援をどこかでして頂ければ幸いです。
    これからも、スジャータプロジェクトは、被災地の支援を続けて行きます。
    今後とも、ご支援をよろしくお願い致します。

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