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みなさんは、毎日の食事でたんぱく質を意識していますか?
たんぱく質が不足している方って多いようですよ。
ビタミン・ミネラル・食物繊維などの微量栄養素不足は意識できていても、たんぱく質不足には無頓着だったりしませんか?
たんぱく質の不足が起きる多いな要因の一つに、食事量の低下があります。
これはダイエットのように意識的に食事の量を減らす場合と、加齢に伴い食が細くなる場合があります。
その他にも、ストレスや運動などで、体のたんぱく質が消耗しやすい状態となっていることが考えられます。
私も60歳を過ぎ、最近はちょっと食べ過ぎるとお腹に負担がかかるので、食べ過ぎないようにと思うと、自然に食事の量は減ってきていると感じます。
近年、高齢者の低栄養(エネルギー・たんぱく質不足)が問題になっています。
高齢者の低栄養は、体を守る機能が低下する、筋力が落ちる、骨が弱くなるなどのリスクが高まるといわれ、老化を進める原因になってしまうようです。
特にもたんぱく質は、筋肉や骨、臓器、髪の毛、爪など体づくりに使われる重要な栄養素なので、意識してしっかり取りたいものです。
そこで、たんぱく質不足にならないために、自分の必要量を知らなくてはいけませんよね。
だいたい体重1㎏あたり、約1gのたんぱく質が必要量なので、体重60㎏の人はたんぱく質60gが必要量となります。
食品によりたんぱく質の含有量はそれぞれで、細かい数字を意識することは大変ですよね。
そこでオススメなのが「1回の食事で手のひらサイズのタンパク質のおかず」です。
一品で手のひらサイズにする必要はありません。
1回の食事の主菜・副菜に含まれるタンパク質を多く含む肉・魚・卵・豆(豆腐・納豆)をすべて合わせて手のひらサイズを目安にしてみましょう。
一日で食べたい栄養
それ以外にも、牛乳や乳製品を少なくとも1日に1回は食べるように心がけるといいそうですよ。
小食でおかずの量が少なかったり、
主食だけで済ませたり、
極端に野菜中心の食事になったりすると、たんぱく質不足に陥ります。
それは、筋力が落ち、転倒や骨折を起こしやすくなることも考えられます。
そんなことにならないようにたんぱく質摂取を心がけていきましょう。