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先日、女子大生の方からこんなご質問をいただきました。
「便がスッキリ出ないんです。
いいと言われることは全部やってみました。
でも、もう万策尽きました😭」
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とても切実なお悩みです。
私はそこで、ひとつ確認してみました。
「便を出そうとして、ウォシュレットを長時間当てていませんか?」
すると「はい、使っています」とのお返事。
ウォシュレットを長時間使うとどうなる?
ウォシュレットはとても便利な道具ですが、長時間の使用はかえって便秘を悪化させることがあります。
理由は大きく3つ
- 便意が鈍くなる
強い刺激に慣れてしまい、本来の「自然な便意」が感じにくくなります。 - 排便反射が乱れる
便が溜まった時に起きる体のリズムが、水流刺激によって混乱してしまいます。 - 肛門が締まりやすくなる
水流が強すぎると反射的に肛門がギュッと締まり、かえって便が出にくくなることも。
正しい使い方のポイント
- 短時間(5〜10秒以内)でサッと
- 水圧はやさしく
- 便意があるときに使う(刺激目的では使わない)
- 仕上げは清浄のためだけに
こうすることで、便秘を悪化させることなく快適に使えます。
ウォシュレットは便利ですが、長時間の刺激は便意のリズムを乱して便秘を悪化させる原因になることがあります。
👉 ポイントは「短時間・やさしく・清浄のために」。
便秘に悩む方は、ぜひ一度ご自身のウォシュレット習慣を見直してみてくださいね。
プラスαの便秘対策
便秘を根本的に改善するには、ウォシュレットの使い方だけでなく、毎日の習慣が大切です。
- 水分をしっかりとる
- 朝食をしっかりとって「胃結腸反射」を活かす
- 腹筋や骨盤を動かす軽い運動
- ストレスをためない
- 排便時の姿勢は前かがみ
- お腹をやさしくつまんで整膚でお腹の働きを助ける
便秘の背景には、腸の動きが硬くなっていたり、
お腹まわりの血流やリンパの流れが滞っていることがあります。
整膚(せいふ)は、皮膚をやさしく引いて緩める施術です。
お腹をソフトに整膚することで――
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お腹まわりの緊張がゆるむ
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血流やリンパの流れが改善する
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腸が本来のリズムを取り戻しやすくなる
といった効果が期待できます。
便秘に長く悩んでいる方ほど、
“無理に出す”のではなく“自然に出る体に整える”ことが大切です。
整膚はそのための有効な方法のひとつです。
お気軽にご相談ください。